解けかけの魔法 冷たいスープと テレビの中を覗くようなこと 隙間風とフォーク 裏返るカーテン 字幕のない、僕たちは 玩具の兵隊 銃を構えては降ろす 『君なんて嫌いだった』なんて言ったの ナイフを突き立てた 苦しいのにさ 誰もそれを抜きはしない 『ねぇ、ライリー。ライリー。あなたと私はね、 助け合って、解り合った。忘れ合うべきなのに。 ねぇ、嘘でも幻でもなかったよ。 傷跡はまだ、消えそうにないから。』 また、夜を跨いで 逃げる間、君は迷っては黙って ラジオはただ空白を許して ひとりが二人いるだけ、それだけだよ 造られた色の空の下、私は此処で泣けるから 『行って』 『ねぇ、ライリー。ライリー。私はいつまでも、 強くなくて、笑えなくて、ただ純正な人で。 あぁ、ガラスなんかのように 心なんてさ、持っていなかったの。』 『赤い血が通っていただけなの。』 (music) 『ねぇ、ライリー。ライリー? 名前を呼んでいいかな? 君をずっと掴んだって忘れてしまうくせに。 モノクロの部屋で笑い合った 続かない物語の主役でいませんか? 抱き寄せては額を合わせた 『ねぇ、ライリー。雨が止んだよ。』 undefined