何かを選んだら、手の中は空っぽになる それが幸せだったのね 知らなかったんだ そう、いつからか勝手に 眩しくて、柔らかいものだと思っていた でも大丈夫 相変わらず両足は竦むけど 相変わらず誰も信じられないけど もう、大丈夫 景色は動いていく 私はそれに逆らうけど それも単色の海が奪っていく 知らなかったんだ そう、いつの間にか君が 大人になって、遠くを行くこと でも大丈夫 相変わらず夜明けは来ないけど 奥底には、無色透明の幸せ もう大丈夫、心臓の重さで動けないけど 脈と同じ早さで涙は伝うから もう、大丈夫 与えられた体の一部が、神様から奪ったこの心が 足元に這う水を吸う 重くなっていく でも大丈夫 君の中、誰かがいるのなら その時はね、ゆくことに躊躇はないんだ もう、大丈夫 謝らないで むしろ余るくらいだよ 1/3 の幸せはここにあるよ  何かを選んだら、手の中は空っぽになる それが幸せだったよね? 知らなかったんだ でも、いつからか勝手に 眩しくて、柔らかいものだと思えたよ