耳を澄まし聴いて 闇の彼方から 遠く小鳥の歌が響く 嵐止んだことを報せるアリアが 窓を開(あ)けて 濡れたその瞳上げて 凛と澄み渡る青空は 激しい夜の雨に磨かれた空 悲しみを見つめた眼は 優しさ湛(たた)えるよ 未来はあなたを見捨てない 勇気の断片(かけら)があれば 光の声が呼んでいる 失くした日々の向こう側 夜明けの声が呼んでいる あの新しい風のほとり 明日(あす)を照らすものは太陽じゃない 心に在るひとすじの希望だから ただ 歩き出そう やがて道の途中 巡り会う誰か きっとあなたが手繰(たぐ)り寄せた 天の見えぬ糸が結んだ絆 絶望を拭った眼は 慈(いつく)しみ 宿してる 微笑みがいつかこぼれ出す 魂(こころ)に温もりあれば 光の声が呼んでいる 溢れる願い 重ねたら 生命(いのち)の声は歌になる そう ささやかな祈りでさえ 繋げたなら空に届いてくから その手をただ携えて 夢に見てた 時代(とき)を開いて いま 誰もみな 輝くために この世界を選び 産まれてきたのだから 光の声が呼んでいる 失くした日々の向こう側 夜明けの声が呼んでいる あの新しい風のほとり 明日を照らすものは太陽じゃない 心に在るひとすじの希望だから さあ 歩き出そう