花びらになれず泣いてた 今はそっと見守るだけ ありふれた一枚だけど いいの 私は『言ノ葉』だと自覚した 同じ大地に生まれて 今も同じ風に吹かれ 二人笑ってた でも、言えない言葉だらけ また君は色めく… 変わらぬ私が残った 君の主役になれぬまま 枯れることなく見守るわ そうよ 私は『言ノ葉』なの 永遠に… 揺れて凛とした君は もはや私の知らない君では、と感じた でも、変わったのは私かも もう手遅れだけど 果実だけを奪われた、この身に 生きる意味はあるの…? 求めた優しさは忘れ 背伸びをしない『言ノ葉』なの 慎ましく 生きるから 形にすることは耐えるから 最後だけ せめて一緒に眠らせて