飢えを忍び肥えた愛に舌舐めずり 一つ二つ巡る刻を指折り数え 幼い姿 孕む色欲 密に塗れ 雲の隙間、月が見せたその虚は 九つに裂けた嘘の影 飢えを晒し現抜かす月を喰らい 一つ二つ薄れ翳む嘘の影 幼い姿 孕む色欲 密に塗れ 愛の堕胎 憂き身窶し 尚々 貪り続けても満たされぬ腹 今宵は宴なり 炮烙の晩餐に酔え 今宵は宴なり 笑い踊り狂えよ 尾を靡かせてひらりと舞えば 麻具波肥は宛ら獣の如く 白濁の海は恍惚の夢 甘美な籠絡は祝言の雨 指の隙間にゆらりと舞えば 麻具波肥は血腥き慰み 枯渇した海を啜るが如く 明を知らぬ今宵は祝言の雨 月の無い宵響き渡る淫靡な唄 一つ二つ 吐息交じり 零れ落ちる 幼い姿 孕む色欲 密に塗れ 喘ぐ振りに隠し切れぬ 艶めく爪牙 今宵は宴なり 炮烙の晩餐に酔え 今宵は宴なり 笑い踊り狂えよ 尾を靡かせてひらりと舞えば 麻具波肥は宛ら獣の如く 白濁の海は恍惚の夢 甘美な籠絡は祝言の雨 指の隙間にゆらりと舞えば 麻具波肥は血腥き慰み 枯渇した海を啜るが如く 明を知らぬ今宵は祝言の雨 語り合った愛 刻み合う愛 愛し愛したその全てが嘘 喰らい尽くした貴方の滓を踏み躙る…尾を翻し