裂けた心の音を 痛みをどこかへ捨ててきたの ただ 声がしたこちら側へと 駆け足で逃げてきただけ 幾年月も 奇跡を待ち続けた私を 見て 空が裂ける程の 大きな大きな笑い声で笑う あの醜く汚い悪魔は 私の涙を数え どうだ もう俺に売らないか と聞いたの 一粒も残さず全て捨てるまで どれくらいためらえるのだろう キラキラと光るあのままの夢も 明日に響く悲鳴を塞ぐまで 見せないでいて 欠けた不確かな日々 怒りをどこかへ捨ててきたの ただ光る石が綺麗だから 手に取りたかっただけ 光を希望を打ち砕く悪魔が ねえ鏡に映ってる とうとう 悲しそうに目を合わせたの 堕ちゆく身をこの手にかける間に 誰かに見ていて欲しいの 七色に光り散り行く言葉や 月夜に泣く花を見せるまで 微笑んでいて 手を取って 離さないで 笑わないで この目を開いて言うわ 夢みたいな虹みたいな 痛みが欲しいと 今走れば届くその手の向こう 昔いた私を見つけるの 遠くへと淵へとまどろむ間 あなたに見ていて欲しいの 七色に光り色づく明日を 私をつたう雫を見せるから 微笑んでいて