風の音が遠くから 歩みだせと囁く ひらり揺れた木の葉は まだ堕ちぬと笑いかける 広がりゆく星月夜 許多の輝き遠を 一つだけ もう一つだけ 摑み取る度に 零れ落ちる 還り道の無い旅路を見つめる 月の随に漂う 朝焼けはいつか敵う心抱いて 煌めく永遠の空へ 孰れ変わるものだと 呼吸だけを続けた ぼつり堕ちる雫は 未だ確かに冷めきっている 頬を撫でる雨粒が 涙を隠してるよう 一度だけ もう一度だけ 背中押す言葉が欲しくて 過ぎし時求め 雨間に駆ける 翳りゆく 憶い抱いて 鳥は愛に鳴き 華は嘘に咲いて 僕は誰に生きるの 一つだけ もう一つだけ 摑み取る度に 零れ落ちる 還り道の無い旅路を見つめる 月の随に漂う 朝焼けはいつか敵う心抱いて 煌めく永遠の空へ 煌めく永遠の空へ…