小さく脆い一つ一つの 迷い悩みや苦しみは 雪のように静かに降り積もり 重く冷たく心を潰す 曇った硝子の窓際 膝を抱えて私は眠る 彼方に輝く一つ一つの 星々、銀河や星雲は 夢の世界の不思議のように 距離も時間も曖昧にする あまりに広漠な世界 スゲ-ルの海に溺れて沈む 茫漠とした時間の回廊 踏み出一歩を躊躇った ずっと遠くの光の国まで 孤独に歩き続けるの? 暗闇に手を伸ばして ここで誰かを待っている ふたり寄り添い歩いてゆける そんな誰かを待っている 待っている ここであなたを待っている