もう一度だけ、抱きしめて 頬を染めてく白い粉雪 当たり前の「今日」が こんなに愛しい いっそこのまま気付かれぬように 消えてしまいたいよ 雪のように 想いは白い吐息の中 届かず飲み込んだ 答えが欲しいよ 幾千の光 降り積もってく 振り向いて暖めて欲しい 白い雪の中 今も覚えている あの日見た空 導いて もう一度だけ、抱きしめて 大きな靴下 枕において 「早く朝になれ」 魔法をかけるの 目が覚めたら 大きな赤い箱と引き換えに 君が消えたの 真っ白な雪で隠していく ふたりの思い出も ゆっくり消されてく いつかこんな日が来ると知ってた 舞い落ちて消えていく奇跡 遠く離れても 同じ雪に祈る きっと会えるよ、あの場所で まだ、幾千の光 降り積もってく 振り向いて暖めて欲しい 白い雪の中 今も覚えている あの日見た空 導いて もう一度だけ、抱きしめて