立ち眩みする 音色どこかで 耳を塞いでも まだ 見果てぬ景色 ビブラートして 終に 倒れてしまう 伸ばした腕 むなしく 背中に広がる矢の傷口 鋭い爪 操られて 引き千切られるよう 奏でる 血塗れた この手をただ見つめているだけ 無数の棘 刺されたまま 気が遠くなる 時間を生きてゆく そして わたしは孤独に閉ざされて 曇った瞳 ちらつく視界 瞼 固く閉ざした 罪深き過去 飲み込んだ嘘 喉を焼き続けてる 乾き 潤うことも 未来永劫 叶わぬ世界 刃 突きつける 喉元 真実の言葉 求めても 混沌の雑音 漂っているだけ 調弦を繰り返しても 次第に外れてく 音の狭間で 辿り着く 終焉の時 夢見る