今日の夜が更けてきたわね 私の魔力が最も高まる時間 さあ、鏡よ鏡、 答えなさい この世で一番美しいのは、誰? そうよね もちろん私よな 聞くまでにないことだけど、一応聞いてみただけよ 鏡 どうしたの 屋敷の近くにクラスの男子が来てるですって 私の魅力の虜になってしまって 我を失いストーキングに走り 学校からここまでつけてきてしまったのかしら 鏡越しにけなげな姿が見えるなん でも、お呼びじゃないわね デーモンに心とらわれし子羊 全ての追憶を消し 汝の巣に帰れ! こんなことに魔法を使うなんてもったいないけど、 凡人の相手をするのはもっと無駄だから、仕方ないわね 私は、平凡な男には興味がないよ 私が手に入れたい男はただ一人 その名は、クロバ・カイト またの名を、カイト・キッド 鏡の答えはいつも同じ あの男だけは、私の思い通りにならない 世界中の男を支配できる魅力を持っている私に たった一人、逆らう男 でも、そんなことで私が諦めると思ったら大間違いよ いつかもっと強力な魔法を操って…いいえ、魔法が通じないのなら 魔法以外のどんな手を使ってでも、あなたを手に入れてみせる だからその時まで、絶対に誰にも捕まってはダメよ 怪盗キッド 恋という名の牢獄にあなたを閉じ込めるのは この私しかいないのだから