さくらさくら うたかたに さぁさ、咲き誇れ 華暦(はなごよみ) 色づきはじめてる 想いは小夜時雨 宵に紛れながら 嗚呼、恋は陽炎のように 紅・藍 踊り出す 枯れない現(うつつ)へと 貴方に染まりゆく はんなりはんなり はんなり麗(うらら)かに 花の野に咲く うたかたの 花宿(はなやど)り 薄氷(うすらい)の先、言の葉… はらりはらりはらり、夢桜 今宵映し出す此華霞(このはなかすみ) 薄紅色の世界をほどいてく… ふたり影覗かせ水鏡 波紋揺らぎ揺らぎ消さないで 儚き日々をひとつずつ灯した 貴方と交わる 華暦(はなごよみ )