小さく儚く揺れる 背中見つめること この世界でわたしだけ 許されてた 名前もないあの日さえ 胸の奥疼いて 何も残さず わたし置いていくのね 一筋の光に 目をこらしても 浮かぶその面影 霧の中へ 青い月照らす 流れてゆく星に 何度願っても 叶わないなら 叫ぶこの声を あのひとの元へ 届くはずのない 想い零れて 眠り誘う水の音 いつまでも優しく 時の流れ流される 一人の夜 愛しい声遠くなり 薄れて行く意識 水色になびく糸を 追いかけてた 波に小さな影 息を吸い込む 声にならずに 溜息に変わる 大切にしてた 傷つけないように 見守ることだけ それしか出来ず 今もあの時も 伝えたい言葉は 泡に紛れても たった一つで…