罪深(つみぶか)き男(おとこ)よ [00:17.42 ねえ 母(かあ)さん 私(わたし)ね 今(いま) 人(ひと)に銃口(じゅうこう)を向(む)けているの たくさんの人(ひと)を陥(おとしい)れて 私腹(しふく)を肥(こ)やした悪(わる)い奴(やつ)よ この男(おとこ)のために私(わたし)は 愛(あい)した人(ひと)さえその手(て)にかけた 次(つぎ)に自分(じぶん)自身(じしん)も撃(う)ったけれど 死(し)ぬことはできなかった 復讐(ふくしゅう)の時(とき)は來(き)たれり Hello and good-bye『Mr.Pere Noel』 家(いえ)にも火(ひ)を付(つ)けたわ どちらか選(えら)びなさい 眉間(みけん)を撃(う)ち抜(ぬ)かれるか この業火(ごうか)の中(なか) 燃(も)え尽(つ)きるかを ねえ 母(かあ)さん どんな悪党(あくとう)にも 贖罪(しょくざい)のチャンスは与(あた)えるべきでしょ? だからね私(わたし) 彼(かれ)にこう言(い)ったの 「あなたの財產(ざいさん)を手放(てばな)しなさい」 「全(すべ)てを奪(うば)った人(ひと)に返(かえ)せば」 「命(いのち)だけなら助(たす)けてあげる」 彼(かれ)は答(こた)えた 「私(わたし)の財產(ざいさん)」 「貴様(きさま)なんぞには 決(けっ)して渡(わた)さない」 どうしようもないクズね やっぱり懺悔(ざんげ)なさい Hello and good-bye『Master Of The Court』 欲(よく)に溺(おぼ)れきった悪徳(あくとく)裁判官(さいばんかん) 人々(ひとびと)と私(わたし)の怒(いか)りをその身(み)に浴(あ)びて 眠(ねむ)りなさい ねえ 母(かあ)さん あなたは私(わたし)を 女手(おんなで)一(ひと)つで育(そだ)ててくれた 生(う)まれたのは森(もり)の廃屋(はいおく) 父(ちち)の顏(かお)などしらなかった ねえ 母(かあ)さん 父(とお)さんはもう 駄目(だめ)みたいだよ 狂(くる)っているわ 人形(にんぎょう)を義姉(ねえ)さんだと思(おも)い込(こ)んでいる あの人(ひと)はもうとっくに 暗(くら)い海底(かいてい) 沈(しず)んでいった もう娘(むすめ)は この私(わたし) 一人(ひとり)だけなのに ねえ父(とお)さん 私(わたし)を見(み)てよ 私(わたし)の事(こと)も 見(み)てよ Hello and good-bye...good-bye『My Father』 殺(ころ)し屋(や)の元締(もとしめ) 悪徳(あくとく)裁判官(さいばんかん) ねえ 母(かあ)さん どうしてあなたはこんな人(ひと)を 愛(あい)したの? これで本当(ほんとう)に終(お)わりよ 全(すべ)てを最後(さいご)にしましょう 罪深(つみぶか)き悪(あく)の物語(ものがたり)よ さようなら 「さようなら」 「愛(いと)しい人(ひと)」 「憎(にく)んだ人(ひと)」 「罪深(つみぶか)き男(おとこ)よ」 「さあ 懺悔(ざんげ)なさい」