[00:08.35]「もしも 変わらなければ」 [00:31.91]キャンバスの上へ筆を走らせ [00:37.35]あの人の絵を描いた [00:42.26]思い出の隅にあるこの顔には [00:47.91]もう会えない ずっと [00:52.96]変わってしまったのは いつからだっただろうか [00:58.89]あなたがあなたのままなら 違う結末だったかも [01:09.28]なんて 今さらだね [01:13.89]――絵の中の君はもういない [01:19.84]君の顔が好きだったわけじゃない [01:25.59]それでもずっと描き続けた [01:31.02]いつしか部屋は君の似顔絵で満たされた [01:40.67]求めたのは君の顔じゃない [01:46.76]ありのままの本当の君 [01:51.99]だけどね 君も私もその事に気づけなかった [02:24.08]燃やされた肖像画 [02:27.19]「この顔は嫌いだ」と君は言った [02:34.53]本当に醜かったのは [02:39.38]君の顔じゃなく きっと…… [02:45.12]浅はかな考えで 君の事馬鹿にした [02:50.84]次に会った時あなたは 違う人になっていた [03:00.80]そう まるで別人だった [03:05.44]――絵の中の君はもういない [03:11.71]たとえ君が思い出の記憶と [03:17.64]違ったとしても 幸せならば [03:23.01]それでもいいのかもしれないと思っていた [03:32.61]変わる事が悪いわけじゃない [03:38.81]でも本当に必要なのは [03:44.44]変われない自分も受け入れるという事 気づけなかった [04:20.53]君は生き続ける [04:24.37]私の描いた絵の中で [04:26.42]それがたとえ君の望んでいた姿ではないとしても [04:31.45]そう君があの時 [04:34.49]最後に言おうとしていた言葉 [04:37.63]それがなんだかは分かっている [04:39.99]ずっと前から知ってた [04:42.25]君の事が好きだったかもしれない [04:50.73]だからずっと描き続けた [04:56.25]いつしか部屋は君の思い出で満たされた [05:05.76]求めたのは君の顔じゃない [05:12.17]ありのままの本当の君 [05:17.60]だけどね 君も私もその事に気づけなかった