今日(きょう)も光(ひかり)を浴(あ)びて ここに立(た)っているのです。 あなたの放(はな)つその光(ひかり)に 照(て)らされて立(た)っているのです。 頼(たよ)りのない闇夜(やみよ)照(て)らすように 耳元(みみもと)へ歌(うた)をお届(とど)けしたくて 暖(あたた)かい風(かぜ)のように 優(やさ)しい波(なみ)のように 柔(やわ)らかい砂(すな)のように あなたを包(つつ)み込(こ)んで 涙(なみだ)一雫(ひとしずく)さえ拭(ぬぐ)って差(さ)し上(あ)げましょう。 憂(うれ)いが消(き)えるまでそっとぽつり ぽつり歌(うた)う 覚束(おぼつか)ない未来(みらい)なんかじゃ 夢(ゆめ)は護(まも)れないでしょうか。 一人(ひとり)灰(はい)になるまで、出来(でき)るならば お傍(そば)で歓(よろこ)びを叶(かな)えられたら 子守唄(こもりうた)のような 鎮魂歌(レクイエム)のような 小(ちい)さく刻(きざ)んでいた 鼓動(こどう)に耳(みみ)を澄(す)まして 散(ち)り急(いそ)いだ友(とも)の胸(むね)を撫(な)でてゆくように 憂(うれ)いが消(き)えるまでずっと ぽつりぽつり歌(うた)う 人(ひと)の悲(かな)しみなんて 見(み)て見(み)ぬ振(ふ)りで過(す)ぎて この世(せ)に処方(しょほう)する薬(くすり)などない 暖(あたた)かい風(かぜ)のように 優(やさ)しい波(なみ)のように 柔(やわ)らかい砂(すな)のように あなたを包(つつ)み込(こ)んで 涙(なみだ)一雫(ひとしずく)さえ拭(ぬぐ)って差(さ)し上(あ)げましょう。 憂(うれ)いが消(き)えるまでそっと ぽつり ぽつり歌(うた)う