貴方(あなた)は今何処(いまどこ)に 居(い)るのです 高(たか)い空(そら)のお月様(つきさま)です 例(たと)え其(そ)れが遠(とお)くとも 私(わたし) 待(ま)ち続(つづ)けます 涙(なみだ)も枯(が)れ果(は)てた 声(こえ)も出(で)ませぬ 運命(さだめ)は何故(なぜ)に こんなにも苦(くる)しい 貴方の居ない この世界(せかい)に 未練(みれん)など有りもしない 四季(しき)は廻(まわ)って行(ゆ)き 幾度目(いくどめ)の春(はる) 願(ねが)い叶(かな)わず この想(おも)い届(とど)かず 桜(さくら)の下(した) 貴方の歌(うた) 苦しくとも鳴(な)り響(ひび)く 夢現(ゆめうつつ)に貴方を振(ふ)り返(かえ)る 満(み)ち足(た)りた 時(とき)が嘘(うそ)の様(よう) 流(なが)る時が 過去(かこ)を消(け)していき 記憶(きおく)も消(き)えてしまう 今宵(こよい)は咲夜(さくや)の香(か) 兎(うさぎ)も見(み)えず 時(とき)数(かぞ)えれば 照(て)らし出(だ)すでしょう 私のみは 満ち欠(か)けせず 砕(くだ)ければ最期(さいご)です