安売りの台詞でしか 自分を表現できず 捨てたいと願ったはずが すがりつき春を買う 裏通り 媚が売る 薄汚れた野良猫が 行き詰り 首を振る「こんなはずじゃなかった」と 涙化粧 幼い頃に 君が見ていた夢を聞かせて 少しだけ 少しでも 力になれたらと思うよ 「精一杯の力で 笑っていたいんだ」 「精一杯生きてきて 少し疲れたんだ」 「誰か 遠く 僕を 連れて行って」 「誰か 遠く 僕を 連れて行って」 「みんな忘れてしまえば良い」 「みんなほどけてしまえば良い」 「誰か 遠く 僕を 連れて行って」 「誰か 僕を 遠く 鬼のいない方へ」 安売りの台詞でしか 自分を表現できず 捨てたいと願ったはずが すがりつき春を売る 「遠く 遠く 僕を 連れて行って」 「遠く 遠く 僕を 鬼のいない方へ」 「遠く 遠く 僕を 連れて行って」 「遠く 遠く 僕を 鬼のいない方へ」 「鬼のいない方へ」