ひらひら散った 花びらが 春の終わりを 告げたなら 儚く散るも 美しく 舞う桜 君を抱いて 低い雲は 冬を白く染めている 君の頬を 薄い桃色に変えて 地平線は どこまでも続いていく 見上げた空は はらhらと雪落とした 世界が凍りついてしまう その前に さあ 色づく花を 咲かせて ゆらゆら 揺れる 春の香りが 白い空を 彩れば 儚く散るも 美しく 舞う桜 君を抱いて 永い冬が過ぎて 君を思い出す 懐かしい景色 土の匂いが映して だけど 時間は確かに進んでいて 人はやがて 無機質を築いていく 誓いが 忘れ去られてしまう前に この目に 焼き付けよう 一瞬を ひらひら散った 花びらが 春の終わりを 告げたなら 「変わらずいる」と 美しく 舞う桜 君に届け 世界が凍りついてしまう その前に さあ 色づく花を 咲かせて 春に咲いてた 君の名が その終わりを 告げたなら 目を閉じるとも 美しく 舞う桜 君 包んで ひらひら散った 花びらが 冬の空を 彩れば 儚く散るも 美しく 舞う桜 君を抱いて