薄明り 照らされた 白銀の かぜの中で すこしずつ 色を変えた 町の灯を 眺めて うつむいた いつか なか 閉じ込めていた 遠い日の 痛みさえ 受け入れられたら 変わりゆく季節の あしおとさえ 聞こえないくらいに 白く染まる世界 輝きをました 光 何がない言葉の ひとつひとつ 降り積もる 心に ふたりでいた 日々が 淡い夢へと 消える前に 夕暮れに 染まる空 ただ一人 駅の 前で たてもなく ただ積んでは 溜め息を 重ねて うつむいた きつづけた記憶 認めて 遠いひと 面影を 取り戻せるなら 変わらない想いは 運命の中で 静かに息づいて 忘れ去ることなど 出来ないとき 独り 泣いた 思い出のかけらは ひとつひとつ 宝物のように 煌めいては 夢見(ゆめ)る 涙の中へ 溶ける炎に 変わりゆく季節の あしおとさえ 聞こえないくらいに 白く染まる世界 輝きをました 光 何がない言葉の ひとつひとつ 降り積もる 心に ふたりでいた 日々が 淡い夢へと 消える前に