作曲 : 橘尭葉 編曲:橘尭葉 虚勢(きょせい)の壁(かべ)で囲(かこ)った 繭(まゆ)の中(なか)独(ひと)り籠(こ)もって 誰(だれ)もが願(ねが)う目覚(めざ)めを 頑(かたく)なに絶(た)えず拒(こば)んで いま孤独(こどく)だけに癒(いや)しを求(もと)め続(つづ)ける この私(わたし)を救(すく)えるただ唯一(ゆいいつ)の場所(ばしょ) 疵付(きずつ)いたこの翼(つばさ)を 癒(いや)す術(すべ)持(も)ち得(え)るのは 孤独(こどく)の繭(まゆ)の中(なか) どうか睡(ねむ)らせて 理屈(りくつ)の壁(かべ)で飾(かざ)った 殻(から)の中(なか)独(ひと)り埋(う)もれて 笑(わら)い合(あ)う声(こえ)遠(とお)くて 何故(なぜ)かふと涙(なみだ)溢(あふ)れる いま孤独(こどく)だけが私(わたし)を癒(いや)し続(つづ)ける この狭(せま)くて優(やさ)しいただ唯一(ゆいいつ)の場所(ばしょ) 抱(だ)きしめた腕(うで)の中(なか)に 遺(のこ)る僅(わず)かな温(ぬく)もり 消(き)えてしまう前(まえ)に どうか睡(ねむ)らせて すべての嘘(うそ)偽(いつわ)りの 纏(まと)わるもの排除(はいじょ)して 最後(さいご)に遺(のこ)るのは いつも孤独(こどく)だけ 還(かえ)る場所(ばしょ)など無(な)く 進(すす)むべき路(みち)も無(な)くて ただ独(ひと)り孤独(こどく)の繭(まゆ)に抱(だ)かれて睡(ねむ)る