[00:12.23]「貘(ばく)」 [00:32.23]作曲∶瞬火 [00:52.23] [00:54.23]鬼の哭(な)く音(ね)が 繚乱(りょうらん)と舞い [01:00.59]煌(きら)めく 刹那(せつな) [01:03.68]鳳凰(とり)が羽搏(はばた)く [01:07.02]夢幻(むげん)の裡(うち)に [01:10.23]點睛(てんせい)を遂(と)げ [01:13.37]魔天(まてん)の主(ぬし)が 物の怪(け)と成る [01:18.30] [01:20.02]流例(るれい)の廉(かど)は 不退(ふたい) [01:26.23]無点(むてん)の春は 操(みさお) [01:32.63]溟海(めいかい)の果て遥 [01:39.06]跡絶(とだ)える由無(よしな)く [01:42.26]歩(あゆ)ぶ 軈(やが)て [01:45.43]其処(そこ)に生(お)い立つ [01:47.85]刻(とき)の 愛(かな)しさに [01:53.19]此の眥(まなさき)開いて 往(ゆ)く丈 [02:00.38]岨(そわ)の 花笑(はなえ)みに [02:05.87]此の羅袖(らしゅう)が [02:09.51]染まりて 咲く哉(かな) [02:15.78]底滓(そこり)は 目ら向けず 除(のぞ)き [02:22.92] [02:28.63]祝詞(のりと)は 苦し甘露(かんろ)に 似て [02:41.48]凶夢(まがゆめ) 斑(むら)し 貘(ばく)が 餌(え)ばみ [02:54.45]幻 瞬(またた)く 刹那(せつな)に 鏘鏘(そうそう) [03:02.21]鳳凰(とり)は飛び立つ刻の愛しさに 此の眥(まなさき) [03:13.50]開いて 往(ゆ)く丈(たけ) [03:17.22]岨(それ)の 花笑(はなえ)みに [03:22.82]此の和酬(わしゅう)で 応え続けよう [03:30.12] [04:25.13]疾(と)く 醒めて 見上げれば [04:28.93]抉(くじ)られたら 天(そら) [04:31.24]賓(まれうど)の 土産も 解かざる儘(まま)で [04:37.50]満開の葉花が [04:40.82]絶界(ぜっかい)を照らすとき 光が 溢れる [04:50.14]刻(とき)の 愛(かな)しさに 此(こ)の眥(まなさき) [04:59.23]開いて 往(ゆ)く丈(たけ) [05:02.84]岨(そね)の 花笑(はなえ)みに [05:08.36]此(こ)の羅袖(らしゅう)が 染まりて 咲く哉(かな) [05:16.13]鳳凰(とり)よ 青竜(せいりゅう)よ [05:24.04]其の翼は 辞(いな)びて [05:32.12]歩もう 路(みち)の あらましを [05:44.11]此の声で 歌い伝えよう [05:56.79] [05:59.79] [06:02.79]【 おわり 】