留まりたい 心に 別れを告げた 旅立ち 震える足を踏み出してみた あの日 行き先など知らずに ただ遠くへと願った 線路(レール)の先で何か変わると 安易な期待 抱いてた 見知らぬ景色が胸に刺さる 何処へ行こうと 私は私で 時間(とき)は流れるばかり いつの日もこの世界は 私を乗せて駆け抜けてゆく 一度きりの旅の途中 見過ごしていた事に気付いた 夜空(そら)に線を描いた 星の光が微笑む 瞳に映るその輝きに 失くした願い 託そう 見知った景色の中にもある 澄んだ空気が この胸満ちるような瞬間 全てが変わる いつの日もこの世界は 止まることなく走り続ける 過ぎた時間は戻らないから 今が尊く 愛おしいんだね 新しい汽笛がほら 私の中で鳴り始めてる 受け止めたい この両手で 世界の全て 零さないように 果てしない 旅の途中 輝く時間を ずっと忘れない