『G-A-M-E』 重ねた唇を解いて 指先 眦を拭い 胸元 つけた痕撫でれば 甘い声漏らしたあなたを観て 冷たい氷を含み 舌先濡らして噛み付く 絡めた指にこもる力 薙いで起き上がり微笑むの これは本気の恋なんかじゃない ゲームだ と割り切ってるから 気持ち好さそうなあなたを 見れる それだけでイイの 手首を握るその強さ あたしを見下ろすその眼も 微かに乱れた息も 何もかもがあたしの温度上げて 繋がり離れないように 両手でその首を抱い 囁く愛の言葉を 感じて避けたフリで誤魔化すの あたしの中に咲く赤い花の 棘をひとつずつ毟られて 滲む痛みに慣らされて 浸る それでも良いの 気付かない 気のせいよ 奥に芽吹いてる 締め付ける 感情は 閉じ込めておくの 気付いてる? 大丈夫 まだ隠せるはず 笑えてる? 俯いた あたしを見ないで 忘れてた この気持ち どうして目覚めたの 叶わない 勝ち目ない ゲームを続けて 胸の奥 叫んでる 自分に気付いた 頬を流れた 苦い嘘 これは本気の恋だと気付いて ゲームではもう割り切れなくても 気持ち好さそうなあなたを 見れる それだけでイイの あたしの中に咲く赤い花の 棘は全部抜け落ちていた 裸の心を隠して 浸る それでもう良いの 揺れる それでも良いの 終わる