窓の外には濡れた太陽が昇って  甘ったるい声で歌うように輝いている 沈黙のように厚いカーテンを閉めたら 色褪せた時間が少しだけふるえて消えた 四角いベッドに横たわったまま目を閉じれば  あいまいな闇に意味のないモチーフが浮かぶ 手さぐりで触れた体は波打つように動いて  汗ばんだ空気 まとわりついて頬を濡らす stop&pose なめらかに静止するシルエット stop&pose 始まりも終わりもなく stop&pose 何度でも沈んで行く stop&pose したたりおちる欲望をすくいあげて眺める うるんだ唇をよせてそっと飲み干す からみついた指の先で細い髪を弄んでる 知らなくていい わからないままでいい stop&pose なめらかに静止するシルエット stop&pose 始まりも終わりもなく stop&pose 何度でも沈んで行く stop&pose