なにもいらない 全部欲しい 時間も止まる思考停止 いつのまにか虫が付き それでも花はきれいなままで まちがいを許してる 正しさはもう見放してる 化けて出るように咲く それは尊く見えるんだろう ただ侘しいと泣けずに ただわがままなだけ 小さなうちに本当を 言えたならなにか違ったろう ことばを心なく 歌うように紡ぐさまを見た それでも言霊は あたりに振るわれる 出来ればそれくらい 軽口で笑えばいいのに ちいさな窓の先 遠くに聞けるだけ 横たわる音のない 見えない水が流れていく 教えても何もない 壁紙は少しくすんだかな 今この扉を壊して 空放されても 行きたい場所も知らない 小鳥は檻へ舞い戻る 飲み込んだ毒のこと そのうち忘れてしまうでしょ 大きな悪い夢 目を閉じても迫る やさしさつめたさ 全部が良くて全部悪い どれをどう選ぼうと 行ける道はひとつ ただ侘しいと喚いて 壊してしまえば 行きたい場所も知らない 小鳥はどこへも帰れない 吐き出した毒のこと そのうち忘れてしまうでしょ 大きな悪い夢 目を閉じても迫る やさしさつめたさ 全部が良くて全部悪い どれをどう繋ごうと 渡る道はひとつ