失われた世界 虚無の空間 思い起こす 願いが一つ過る 遠く遠く 朱い世界の中へ 私を呼び覚ますのです 朱の舞と 魂を呼ぶ叫びに 暗い闇と 長い歳月を経て きっといつか 私は目覚める頃 朱に染まる世界を見るだろう 合図には綺麗な朱い華を 咲かせて敷き詰めてみせましょう 舞姫葬華 心の迷いを閉ざして 私は独り彷徨うだろう 無限を刻むこの迷宮で 私の姿を見つけて 深い歌声に 心魅せられて 突然訪れた 悲しみの渦 ある日私は 光に包まれて 神のお告げを聞いたのです 何度 幾度 舞姫を描いても 生まれるのは 疲れ果てた焦燥 手向けられた 無数の華たちは 朱に染まることを知らない 身体には 小さな赤い創を 刻んで魂の入り口を 作りましょう あなたへと想い掲げて 私は独り踊りましょう 裂けた身体から流れる水 その朱もまた美しい 華が朱く染まるまで 奇跡を待ち続けましょう 清き旋律を奏でたまま 消えたあなたへ届くように 高く 遠く 広い大地へ 姫はずっと朱を舞うのでしょう 果てを知らない 朱い世界へ 姫はずっと華を撒くのでしょう 高く 遠く 広い大地へ 姫はずっと朱を舞うのでしょう 果てを知らない 朱い世界へ 姫はずっと華を撒くのでしょう