[00:16:600]遥か山の頂 煙るその先 [00:24:750]舞った花弁一つ [00:28:803]ふわり ふわり ふわふ [00:49:500]風の指す方を見て 一人呟く [00:58:450]紡ぐのは面映ゆい [01:01:900]人と人の言葉 [01:14:200]颯爽と世を謳歌 [01:18:310]ことを請えども [01:22:400]未だ手を拱いてなにもぞきずにいる [01:30:700]曖昧に時は過ぎ [01:35:500]歌うべき歌も知らずに [01:38:850]只々遣る方無く [01:42:800]淚一つ零す [01:55:350]いつかこの世の全て 消える [02:00:800]それでも [02:03:800]永い時を織成す天と地と人と [02:11:100]世界中に響く無数の產声は寄せては返す波のよう [02:19:500]その潮騷の中 取り残さ気がして寒気がした [02:28:000]遮二無二駆け出せども [02:32:750]砂を噛むような日では [02:36:200]魂が枯れてしまう 呻き声残して [03:10:700]遠く彼方の空に 馳せる想いを乗せ [03:21:900]雲は風の随に [03:28:200]ゆらり ゆらり [03:31:000]消える [03:55:000]嗚呼 [03:57:400]我巌頭に立ち [04:00:000]目の当たりした 天壌に [04:03:800]得るべく答えなどは [04:08:200]あるはずないと知る [04:12:200]風に戦ぐ蒼髮 青空を今一身に受けて [04:20;400]魂は枯らずものか [04:24:100]強く 强く [04:26:500]願う