[00:00.570]それは始まりを告げる鐘の音色
[00:04.490]世界を全て染め上げゆく绯色
[00:07.910]守るべき規則ただ一人背負う
[00:11.030]幻想を今取り戻すために
[00:38.370]けぶる夕暮紅く染まる空
[00:44.770]薄暗い森に人為らぬ啼き声を聞く
[00:51.530]許されぬ何かがあるのだと
[00:57.180]忌まわしいこの勘が告げる
[01:03.450]そう、チリチリとアタマを駆け巡る
[01:09.700]忌々しい霧の出所はここなのだと
[01:16.930]何かが許されないのだと
[01:22.150]勘が告ぐ―異変のはじまりを
[01:28.770]何かが、変わる
[01:33.650]谁かが今、変えて、しまおうとする
[01:41.120]異変を、起こす、その、暴挙を
[01:47.300]けして…許してはおけない
[01:53.490]神秘のヴェールを暴け
[01:56.600]霧の向こう側へ
[01:59.660]全てを拒む館は
[02:02.570]光さえ通さずに
[02:06.200]打ち砕く力
[02:10.440]退くこともできない哀れな虹の欠片
[02:18.140]突き進む
[02:19.710]ただ真直ぐ
[02:21.340]書斎の静寂を掻き消して
[02:24.620]知識だけの七曜など
[02:27.420]歯牙にもかけぬ勢いで
[02:30.620]刃の波
[02:32.070]紅き瞳
[02:33.780]立ち塞ぐ従者の向こうに
[02:36.900]この異変の形を見る
[02:40.060]目指すは紅き館の主
[03:16.470]―止まらないその勢いが
[03:18.810]ただ一つのことを示し続ける
[03:22.460]楽園で唯一つ守らせるべき規則
[03:28.760]何者にとらわれることなく
[03:31.480]導かれるように上へ、上へと
[03:34.870]霧の果て、その根
[03:37.760]異変は今終幕へ…！
[03:44.170]神秘のヴェールを暴け
[03:47.260]夜の向こう側へ
[03:50.160]紅く丸い月の下で
[03:53.490]二人は踊るように
[03:56.660]見上げれば紅く染まった
[04:02.710]月よりも無慈悲な女王がそこに
[04:08.660]飛び交うは
[04:10.300]星を模した
[04:11.940]永遠に幼い悪魔の業
[04:15.390]千本の針の山も
[04:18.070]全て今、叩き落す
[04:21.250]何もかもが幻想ならば
[04:24.270]その幻想さえも破壊して
[04:27.700]紅い月の照るその下で
[04:30.710]二人は夜に溶けてゆく
[04:47.250]夜の向こう側へ
[04:52.830]夜の向こう側へ