[00:00.93]真夜中 二時を過ぎ [00:08.66]谁もが眠りにつく宵に [00:15.65]二人は連立って [00:21.96]今町を抜け出す [00:55.86] [00:59.40]「ねえ、メリー」 [01:01.18]それはありふれた [01:05.73]いつもの嗫きからはじまって [01:10.53]どこか暧昧さを帯びた [01:15.65]そんな視線が心地よいかもね [01:21.20]「ねえ、何処へ?」 [01:23.09]それはわかりきった [01:26.94]いつもの嗫きからはじまった [01:32.06]凛と心に響きつつも [01:36.87]どこかいつもよりも頼りなく [01:42.85]夢の話を聞かせてよ [01:47.42]そこから始まる旅がきっとあるのだからね [01:52.74]そうしてまた地図を片手に [01:59.47]冥い街の片隅から [02:01.51]二人は夜を駆ける! [02:04.07]めぐりめぐる星空の下 [02:09.88]夢を現に変えるために [02:14.88]夢に非ずして夢を違えれば [02:20.24]この世界も夢に還る [02:25.19]手を取り合って [02:28.11]二人で一つの舞台 [02:31.10]頭上には十六夜の月 [02:47.48]いつもの日常がときに [02:53.15]どこかしら退屈なものに見えて [02:58.52]だから探したいのかしら [03:02.89]御伽噺のその向こう側を [03:08.13]成り行きに任せゆくままに [03:14.68]全てが偽物に変わってゆく [03:19.47]もはやこの言葉でさえも [03:24.66]信じることが恐ろしいの [03:30.33]天高く照る月は [03:35.51]それでも本物であって欲しいと願いつつ [03:40.62]限りなく縮めていく距離 [03:45.89]ほか誰よりも何よりも [03:49.48]“純粋”に近づく。 [03:52.37]めぐりめぐる星空の下 [03:57.81]偽りのないものを探すために [04:03.11]全てがどこか無機質なのは [04:08.03]合成だらけの世界だから ? [04:13.35]手を取り合って [04:16.08]二人で一つの舞台 [04:19.39]観客は要らないよね [04:34.14]止まない胸の内のざわめき/いつかは遠いところへ二人でいきたいよね [04:40.61]ねえ…/ねえ… [04:41.89]これからも傍にいてよね?/これからも傍にいれるよね? [04:45.57]同じようで微妙に異なる言葉は [04:51.68]夜に消え行く [04:56.04]そして [04:57.02]めぐりめぐる星空の下 [05:02.16]めぐりあわせた二人は今 [05:07.14]明日へと進む [05:10.58]その先に待つ [05:12.51]全てを追い求めながら [05:18.18]手を強く握って [05:20.68]二人で一つの世界 [05:24.04]密やかなる冒険は [05:29.60]密やかに幕を開ける