「十六夜狂歌」 見上げた夜空 遠く流れた日想へど 不死なる命 永遠(とわ)に逃げられない咎(とが)よ 妖(あやかし)の月 明けることの無き永い夜 なよ竹揺らす風が髪を撫でて 許されぬ罪 禁じられた甘い果実 口付けたのは 『コワシタイ』と沸き起こる衝動 穢れなき月 照らしてただ狂へ 永い夜は須臾(しゅゆ)の繰り返し 此れが真実の満月 狂気へ導く光 此の身染めて 永い夜が例え明けゆけど 変わらずそこに在る永遠(とわ)が 私を捉え離さず 此処へ縛る 永い夜は須臾(しゅゆ)の繰り返し 此れが真実の満月 狂気へ導く光 此の身染めて 永い夜が例え続いても 変わらず共にあることを 誓ってくれた貴方を 決して離さず… 永遠を誓って 此処に居る