歌をきかせたかった 愛を届けたかった 想いが伝えられなかった 僕が住むこの街を 君は何も知らない 僕がここにいる理由(わけ)さえも もしあの時が古いレンガの街並に 染まることができていたら君を離さなかった 冬の日ざしをうける 公園を横切って毎日の生活が始まる 時がとまったままの僕のこころを 二階建てのバスが追い越してゆく 12月の星座が一番素敵だと僕をドライブへと誘った 車のサンルーフから星をよく眺めたね 君はよく歌っていたね もしあの歌を君がまだ覚えていたら 遠い空を見つめハーモニー奏でておくれ 冬の日ざしをうける 公園を横切って毎日の生活が始まる 時がとまったままの僕のこころを 二階建てのバスが追い越してゆく 歌をきかせたかった 愛を届けたかった 想いが伝えられなかった 枯れ葉舞う 北風は きびしさを増すけれど 僕はここで生きてゆける