[00:26.770]君は産まれ僕に出会い春を憂い秋を見た [00:39.20]記憶を辿る過程であどけない君の写真に [00:51.460]認めたのは僕が所詮季節すら知らない事 [01:03.910]現在では声を失くした君だけが映す月花 [01:17.760]「当てにならないことばかり」って [01:20.940]嘆いたこの舌の根でさえも [01:23.920]乾く前に期待を仄めかす [01:29.930]まるで手応えの得られぬ夜 [01:33.100]また一つ小さく冷えていく生命を抱いた [01:40.810]雪に生れ何時も笑い雨を嫌い此処に居た [01:53.520]確かなのは只唯一君のさっき迄の温もり [02:07.180]「何が悲しい?」と尋かれたって [02:10.280]何も哀しんでなど居ないさ [02:13.310]丁度太陽が去っただけだろう [02:19.360]微かな希望と裏腹に [02:22.410]ごく当たり前の白け切った夕日を迎えた [02:30.690] [02:53.470]独りきり置いて行かれたって [02:56.430]サヨナラを言うのは可笑しいさ [02:59.660]丁度太陽が去っただけだろう [03:05.540]僕は偶然君に出遭って [03:08.710]ごく当たり前に慈しんで 夕日を迎えた [03:16.380] [03:18.110]さあもう笑うよ