作曲 : 伊澤一葉 作词 : 椎名林檎 前略 貴方が今日、その手を隠しても 代わりに瞳が何かを捕らえ、 独りでにまた研ぎ澄まされて 新しい力を携えるでしょう。 確信を持つのは 当然なこと、何故なら。あー 貴方はもう群青さに甘えずに 戻らない路を選ぶと云っている。 私ももう溜め息は漏らさない。 美しい貴方の決断がため。 大人になった私達には 何時でも答えが要るんだね。 「恐い。」と、惑っている間にも 生命は、燃えてしまう。 祈っているよ。 貴方の色が、どんなに酷く澱んだって 変わらないさ。 伝えたこと、遥か遠くで 方位を失っても、どうか憶えていて。 私はずっと 唄っている。 昔はもっと、季節の過ぎ行く 速度が遅く思えていたのに。 近頃、何だか速くなるみたい。 為すべきことが山積みになる。 大人になった私達には 今直ぐ答えが欲しいよね。 途中で迷っている間にも、 生命が芽生える。 願っているよ。 貴方の夢は、どんなに濁る世界だって 壊せないさ。 望んだ侭、突き進んで居て 方位を誤ったら、そっと思い出して。 追伸 背負っても潰されないのは、 今日も貴方が生きていると信じていて、 疑わずにいるからなんだよ。 (ほんの些細な理由) どうかお元気で…。 私はずっと 唄っている。