[00:00.300]さざめく青さの盛り、立ち止まる術が無くて巡る季節を [00:17.100]先取りしていた。瞬く若さも終わり。「この侭昔のように‥」 [00:32.380] [00:34.740]暮れ行く空を眺めて居たいと思って見上げる。 [00:49.650]ひと気のない湿った目抜き通り。夕涼に視線を逃がしながら [01:07.520]「お互い老けたね。」と、言う貴方の表情(かお)は子供のようで、 [01:23.910]あどけなく八重歯を残す。見慣れた笑顔その口元へ、 [01:38.200]一度触れれば二人再び始まりそうで、堅く利き手を握り締めている。 [02:00.100]一言漏らせば終わり。「この侭昔のように‥」 [02:13.120]暮れ行く街に紛れて居たいと思って飲み込む。 [02:34.080] [02:49.500] [02:56.470] [03:22.500] [03:28.410]