[ti:廻り星] [ar:Saga Novel] [al:萃宴夜行] [offset:0] [00:00.00][00:34.71][00:58.23][01:19.51][01:39.32][01:58.92][02:17.63][02:39.32][02:58.17][03:17.30][03:34.51][03:54.40][04:13.39][04:25.85] [00:13.25]朧月夜に満ちる杯 [00:18.07]見上げ揺らした 今だけは [00:22.55]廻り廻る 足跡だけ [00:27.33]花弁 枯れるまで [00:41.28]重ねた手を握りしめる [00:50.88]「離さない」と笑い合って [01:00.06]通り過ぎる景色を [01:09.56]しまい込んだ 彼方の暮れ [01:20.84]微笑む顔に傷を重ねた [01:25.69]気付かぬように 果てぬよに [01:30.23]歩む道がすれ違った [01:34.94]陰は悠遠の先 [01:39.33]明ける月夜に消えた満月 [01:44.21]水面に浮かぶ花弁と [01:48.74]心浮かす喧騷だけ [01:53.60]声を嗄らせるまで [02:00.66]伸ばした手を握りしめて [02:10.27]「嘘吐きだ」と笑っていた [02:19.21]思い返す明日が [02:28.66]移ろい行き流れ出した [02:40.22]過ぎる季節の色を数えた [02:44.76]忘れぬように 紡ぐよに [02:49.38]糸は解れ 見失った [02:54.13]いつか束ねた日々 [02:58.65]霞む雲間に消えた満月 [03:03.43]溢れる雫 ひとかけら [03:08.02]罪重ねた 積み重ねた [03:12.87]いまも変わらぬまま [03:17.31]行方も判らずに [03:26.72]抱えたまぼろしだけ [03:36.13]かえる道など何処にも無くて [03:40.79]歩めや歩め ひとりきり [03:45.28]萃う 願い 満ち溢れた [03:50.02]よるが流れてゆく [03:54.59]朧月夜に欠けた杯 [03:59.50]零れ 萃えよ 星に成れ [04:03.87]廻り廻る 想い 描く [04:08.72]いつか忘れた夢 [04:13.40]この道 刻む足跡(ゆめ)