青い鳥を探そうと見上げたが、 やっぱりやめた。 空が青くて、見えそうにない。 どうやら僕はこの世界の 主人公ではないから 天気が変わったりは、しないらしい。 死んだら駄目だと言う人よ、 なら君は僕に 何をしてくれる? 死んだらいいよと言う人よ、 僕の死体を見て悔やめ。 明日、僕が死んだら ようやく退屈な世界とも おさらばだ。 明日、僕が死んだら その後のことならまあ 適当にさ、やっといてよ。 誰もが同じ格好で、 「他人とは違う」と 言い張って。 でも自分もその歯車の ひとつだと知ったから もう駄目だと、 思ったんだ。 この世にかけがえのないものは 実はけっこう少なくて、 その枠に、僕は 入れなかった。 真っ白に塗り潰したキャンバスを 持って僕は、 途方に暮れる。 明日、僕が死んでも きっと何も変わらない、ね 知らないふりで くるくる回り続けるんだろうね ただの悲しみにさえなれずに やりたいことはいろいろあった。 完全犯罪やサイバーテロ 気に入らないやつを 思いきり殴ったり 思いきり泣いたり 思いきり怒ったり、 思いきり笑ったり 誰かを信じてみたり 明日を僕が生きたら、 変わるものもあるのだろうか 僕は歯車のひとつ 懸命に何かを支え声をあげる。 明日を君が生きたら、 誰もいない夜を越えて 着いた朝なら きっと変えられる。