窓から注ぐ灯り頼り 歩く 紅い渡り廊下 風が鳴く 壁には 金色で縁取る絵画 影がその表情 変えて行く 最初の曲がり角 進むと 笑う少女が 何か告げようとしている 不思議と 手に取るように解る言葉 手を差し伸べ 私を呼んでいた 遠い記憶に似ていた 広がる景色 あの頃の宝物 慌てて思い出す 二階へ上がり 狭い部屋に座る ベッドに並んだ 人形と共に 隣は 誰か居るのかさえ知らず 燈が机の上で 揺れていた 夢の続きを見ていた 月の夜更けに 大切な日々を また静かに手繰ってる ああ 現在は 過去が愛おしい そんな未来があるように また眠りに就く