生まれして『異端な魔女』と言われて 隔離されて生きてきた 迫害され 火あぶりになる仲間 両親とて例外では無い 『神様はこの世にいない』と 理解していた それは『異端な魔女』達の思想で 染み付いた穢れの血筋を 手繰り寄せて 呼んだ『悪魔』と 契約した 3つ並ぶ ”9”を「獣の数字」に 鎖を解き放つ 闇に 浮かび上がる光 静寂を…… 切り裂いた閃光 ”呪術文字”を飛ばし 描き出す魔方陣 輝いた ― 『世に咲き乱れ、狂え』 占いで『異端な魔女』を隠して 怯えるよう生きてきた 雨風さえ 凌げずに旅をした 仲間達は誰一人いない 人々の未来を覗いて 旅を続けた それは『ただの占い師』の思想で 錆付いた心の隙間を 埋めたぬくもり 初めて知った 無償の愛 5つの点 結んで「逆五芒星」に 『禁忌』を呼び醒ます 天空に 続く詠唱さえ 飲み込んで…… 漆黒の”最終頁”の文字 飛び散って 赦されざる幻影 現れた ― 『封を破りて、疾れ』 迫り来るこの彗星から 世界を守る それは『醜悪な悪魔』の願いで 流れゆく美しい空を そっと仰ぎ 生贄として この身捧ぐ 一つになり 結ばれた身体 力よ星を討て 消える感覚の狭間で ただ祈る…… 絶望に向かい『夢』は 疾りだす 完成し築かれた”悪魔崇拝” 穢れた力が 及ばずとも 構わず叫ぶ ― 『私の命をもって、滅せ』