作編曲、作詞、コーラス、歌唱:鈴葉ユミ ギター:飛鳥硝子 待っているのは哀しい未来だけ 誰もが呟く閉ざされた棘籠(へや)の中 貼られたレッテル剥がせぬ世界 何のために生きているのか 天に問いかけ続けていた 待ってたのは たったひとりの姉 優しさと強さでいつも支えてくれてた 繰り返される逃れられぬ痛み その中できみのために何ができるか 問いかけ続けていた かたく繋いだ手 いつ離れたの? 2人なら どんな恐ろしい仕打ちにも 耐えられると思っていたの あの日まで 暗澹に沈んだこの場所で 歌うのは嘆きの唄 もうきみに告げることは何もない 自分はひとりで生きて行くのだろう 揺らぐ焔 ひしめく想い出 潰えた夢 生きることなんて無意味さ 刹那 痛み忘れる為 夢幻を視ていたあの日々 もう誰も信じない 初めて人を殺めた夕暮れ 月の丘で… 待ってたのは 或るひとりの少女 喜びも悲しみも 輝き語る美術品たち どの時代も苦しむのは弱き者だけ 何のために生きているのか 彼に問いかけ始めた 歩く少女の背中 儚く崩れそうで 彼女が振りむき投げかける 悲しいだけの世界なら生きていても仕方ない ――――ならば《暗黒美術館(ここ)》で生きればいい 暗澹に漂うこの場所に 響くのは嘆きの唄? もう思い残すことは何もない ただ静かに 醒めぬ悪夢へ堕ちてしまいたい 暗澹に淀んだこの場所で 紡ぐのは記憶の唄 人が抱く強い気持ち いま此処に蘇れ 忘れられた最期の物語をきみに 揺れる光 映す逆さの夢 幾多の闇飾る 此処は 暗黒美術館(ミュゼ·ノワール)