演じる事さえ 馬鹿げてると言った 私の存在 塵の一つのようで 感じた視線に 期待してた頃 失う事など ありはしないと 一人佇む部屋で 時間をただ刻んで 虚ろな魔法の檻 抜け出し扉を開け外界へ やがて 幕は下りた 雪の舞う夜 振り返っても今は 誰も気づけないの 降り散る雪 手にとれば消え行くわ 須臾(しゅゆ)の合間 望んだ邂逅 ただ一度の過去 願いを語れば 虚しさは募るばかり 凍える両肩 そっと包む Veil 儚い横顔 まるで人のよう 閉ざしたこの世界に ただ一つの手段で 哀訴の祈りのよう 手を組み跪いて褪せた景色 涙零れ 少女が映る こんなにも近いのに 遠く感じるのは 揺らいだせい そう心はさざ波で 掻き乱されて ずっと感じていた 終わりの予感 貴方はもう慣れたと 肩越しに手を振り 崩れてゆく もう意味などありはしない 去りし想いを やがて 幕は下りた 雪の舞う夜 振り返っても今は 誰も気づけないの 降り散る雪 手にとれば 消え行くわ 須臾(しゅゆ)の合間