虚勢を張る僕等は 不実な夢を揭げた 大人達に連れられ 瞳を犯されながら 曀せ返る雑踏に 声は踏み潰された 耳を塞ぎ 背を向け 初めて社会を知った 何もわからなかった 僕は一人此処で立ち止まって 何をすべきか一人考えた のうのうと無様に歩いて あの日の面影を抱いた 走り出した とめどなくままに 流れる淡い過去を 此処で僕は捨て去ることなんてできず たちつくし泣いた 錆びれた、あの公園 ひとりブランコをこぐ 落ちる夕日を見つめ 明日が来るのを まっ て い た 同情の渦の中に人が 飲みこまれ見下されていく 俺は犬に成り下がるのか あいつらのようになりたくない 何もできずに無力に終わるのか 泣き叫べ しがらみのない 世界などありませんか 愛を失くし愚かな俺は 明日を信じ、産声を上げ 希望さえ持つことが僕には怖かった 前さえ僕は見えなきて 歩けなくなった