[00:23:900]ある朝 僕は一人ぼんやりと空を眺めていた [00:36:300]薄暗い空は朝日を迎えようとした [01:11:550]ごめんなさい [01:14:010]僕は命を絶とうとしています [01:24:450]思い浮かべるのは父と母そして君の [01:36:360]大丈夫だよ [02:22:550]あの空の向こうで誰かが待っているのですか [02:33:030]あの空の向こうで誰かが泣いているのですか [03:05:240]五月十日(月曜日)午前四時半を過ぎた [03:10:500]時計の針は この部屋を重く冷たく刻んだ [03:15:770]あと五分 もうすぐ もうすぐ [03:19:320]闇が明けるだろう [03:21:250]あと [03:22:420]あと [03:28:140]大丈夫だよ [03:49:230]移り変わる流れの中 取り残され [03:57:260]彷徨うだろう [03:59:720]ただひとつの結末から逃げ出せずに [04:08:730]沉んだ 沉んだ [05:08:390]新しい朝が来た [05:11:020]「ありがとう、生きていてくれて。」