誰も知らない 光見えない 奈落の果てを遡る 想い集めながら 忘れ去られた 時の彼方に 残る貴女の影を 今も追いかけ続けている 悔やんでも戻らぬ時見つめて あれから 断ち切れぬ鎖が身を縛って 動けず 気まぐれに 弄び 薄れてく 意味ならば 迷わずに 何もかも 振り払う 心のまま 総て偽り なくす理 人よ過つならば 罪は流されない 揺れる因果よ 歪む正義よ 業の果てで嘲笑えば 博愛は消え去ってしまうのか 見渡せば広がる空 なくした貴女の 行方さえわかればもう他にはいらない 闇の中 縋る様に 追いかける わずかな灯 欠片だけ 掴んでは 想い出す あの日の理想 消えぬ運命に 守る掟に 別れ告げることなら 今は躊躇わない 捨てた想いに 枯れた涙に 心再び宿し その博愛を取り戻しにゆく 誰も知らない 消えた手がかり 今も追いかけている 光見えなくても 忘れ去られた 時の彼方に 残る貴女の影が またここへと蘇るから