[00:16.710] 明日の夜は [00:18.880] 何国(いずこ)の誰か ながむらん [00:23.860] なれし御城に 残す月影 [00:51.070] ならぬことは ならぬもの [00:59.455] これがふるさと 会津の魂(こころ) [01:13.530] 時は幕末 葵は枯れる [01:20.360] 仰ぐ涙の 鶴ヶ城 [01:26.410] 八重は一生 [01:33.470] 女の 女の [01:39.920] 女の誠を 通します [01:56.530] 「弟・三郎の形見の衣装を身にまとい [01:59.350] 散るを覚悟で城に向かったあの日… [02:03.050] あれは まるで昨日の事の様です [02:06.440] 城 明渡しの夜 [02:09.240] 無念のうちに見上げた夜空に [02:11.720] 煌々と輝いていたあの月が [02:15.220] 目を閉じれば今もそこにあります [02:18.540] あゝ [02:19.870] 何故あれほど多くの命が失われなくてはならなかったのでしょう… [02:25.910] 私たちは ただ国を ただ故郷を 守りたかっただけなのです」 [02:39.500] 胸に宿す こころざし [02:47.130] 風が運んだ 日本の夜明け [03:00.730] 青いガス燈 想いを照らす [03:07.560] 馳せる希望の 茜雲 [03:13.670] 八重は一生 [03:20.320] 女の 女の [03:27.060] 女の誠を通します [03:46.090] 「散切り頭にちょんまげ頭 [03:48.730] 時代は『明治』に変わり [03:51.130] 押し寄せる維新の波は [03:53.320] 誰をも飲み込む潮流となって迫ってきました [03:57.810] ジョー、あなたと共に夢を馳せた世も [04:01.820] 争いは絶えません [04:04.040] わかっています わかっているのです [04:07.470] 誰も争いごとは望んでおりません [04:10.630] 人はもともと優しいもの… [04:13.430] その優しさを求める人々に [04:16.550] 私は手を差し伸べ続けます [04:20.210] その先に… その先に…」 [04:30.640] 明日は明日の 陽が昇る [04:38.320] 峰にかかれる むら雲晴れる [04:52.090] 命一筋 慈愛の精神(こころ) [04:58.700] 夢にこの身を 捧げたい [05:04.910] 八重は一生 [05:11.640] 女の 女の [05:18.500] 女の誠を通します