朱く染まる日に 隔たれ届かぬ 儚い願いに 溜息こぼれ 西の空へ向け 手を翳せばまた 光がこの身を 蝕んでいくわ 光無き世界 夢をもたらさず 月だけ偽り 紅く輝いて もしもあの月が 消えていくのならば 想いを馳せ 跡形もなく この身も消えて往けば 永遠を逃れ 黄昏の空 真紅に染めて 偽りの色 ただ虚しく 儚きものよ 流れる時よ 愛しきものへの 紅い涙流れて 寂しく光る 真紅な月よ 寄り添う星を 求めている もしこの願い 叶うのならば 愛しきものを 永遠へと導け 不意に日は沈み 夜が訪れる 叶わぬ 願いは 闇に消えて往く