[00:08.10]「この星で最も青く美しいとされる海を見渡せる土地。 [00:14.25]その土地を代々統治する地方領主の息子。蒼を受け継ぎし者、ライザ。 [00:22.15]誰よりもその景色を愛し、その輝きに魅入られた青年。 [00:27.65]日々蓄積されていく、張り詰めた狂気な色」 [00:47.10]蒼を受け継ぎし者 [00:51.34]見据えるは美しい 何よりも青い海 [01:00.87]彼方に舞う幻想 [01:06.26]変わらないものがこんなに傍で [01:12.41]揺らめいているなら [01:15.82]その奇跡にほんの少しでも [01:21.85]寄り添いたい [01:26.00]ずっと蒼ざめた 光の海の中で [01:35.52]たとえそれがどんな禁忌だとしても [01:45.07]その手を穢すことさえ決して厭わずに [01:54.68]蒼のため壊してゆけ! [02:01.30]「ライザとその妹達は、その蒼を永遠に見ていたいと願った。 [02:06.01]そのために古の伝承に残る不死の呪術に手を染めてしまう。 [02:10.87]それは、血の犠牲を伴う禁断の儀式。 [02:14.33]力なく横たわる躯の先に、求める永遠はあるのだろうか?」 [02:19.41]澱みなく澄んだ音 [02:23.65]響くのは夜明け前 どこまでも青い海 [02:33.18]水面に舞う幻想 [02:38.44]永遠にこの蒼と向き合って [02:44.90]生きていくためなら [02:48.27]それ以外の全てを紅に  [02:54.23]捨ててもいい [02:58.40]ずっと蒼ざめた 光の海の中で [03:07.80]たとえそれがどんな禁忌だとしても [03:17.41]その手を穢すことさえ決して厭わずに [03:27.05]蒼のため壊してゆけ! [03:36.20]「いつしかライザは不死のことなど忘れ、ただ貪欲に血を求め続けた。 [03:42.52]高揚する感情は紅に染まり、蒼を受け継ぎし者の右手は、今宵も血に煌く……」 [03:51.15]いつか紅に 染まる意識の中で [04:00.70]澄んだ蒼の景色が形を変えてく [04:10.43]僕が見てたかった蒼とあの永遠は [04:19.94]沈む月のようにやがて姿を消した…… [04:31.45]「次第に遠のいていく意識の中、最後に瞳に映ったのは、倒れふす二人の妹の姿。 [04:40.05]血に呪われたライザの頬を伝う涙の色もまた、紅に彩られていた……」 [04:52.07]「蒼は紅蓮に堕ちていく……」