降り頻る薄紅の花 散り行く事さえ 恐れることも 悲しむことも せずに 朧月 俄かに 映し出した 淡い夢 止め処なく 溢れる 面影は 春の夢 時が過ぎると共に 薄れいく 暗い闇を恐れ 見上げると 降り頻る薄紅の花 散り行く事さえ 恐れることも 悲しむことも せずに 咲き続く薄紅の花 散り行くとしても 時は流れて季節はいつも 巡る 霞む空の向こうに 揺らめいた 消えぬ 奇跡求め 見上げれば 舞い上がる 風にさらわれ 飛べると信じた 遥か遠くへ 遥か遠くへ 行ける 降り頻る薄紅の花 散り行く事さえ 恐れることも 悲しむことも せずに 咲き続く薄紅の花 散り行くとしても 時は流れて季節はいつも 巡る 巡る