[00:01.63]『とある大国の姫君が心を揺さぶられたのは、出自も不確かな [00:07.86]優しい瞳の青年。音楽の余韻のような、軽やかな胸の鼓動。 [00:14.20]痛みはどこか心地良く、拒むことは罪のようにさえ思えて。 [00:19.62]──それは多分、最初で最後の恋』 [00:23.07]Sanctity [00:27.90]声:茅原実里 [00:30.34] [00:36.20]渇いた心を奪った その唇に溶けたくて…… [00:46.62]何処までいっても満たされぬ 感情に溺れた [00:55.89] [00:56.16]どんなに幸せな日でも [00:59.71]いつかは失い 壊れていくもので [01:06.60]それなら夢みることなく 心を隠して 生きようと決めた [01:17.76] [01:18.34]手に入らないモノなんてなかった でもただ虚しいだけ [01:28.80]世界の色を変える程の幻想 [01:34.50]刻まれた 出会いの夜に…… [01:42.69] [01:51.31]「紡がれる透明なセンテンス。抗えぬ甘美な声……」 [01:55.24] [01:55.93]尊く偉大な姫だと 人々は称えるけれど [02:06.64]苦しいくらいに突き刺さる 重圧に溺れて [02:15.76] [02:16.10]誰かに依存したかった [02:19.81]求められるより 求めたいと願い [02:26.66]誰かを想う悦びを 教えてくれたね 残酷な貴方 [02:38.16] [02:38.42]悠久の蒼 他愛ない言葉も 甘い音色のように [02:48.79]世界の色を変える程の幻想 [02:54.48]刻まれた [02:56.28] [02:56.55]貴方が望めば 全てを捧げると [03:07.99]誓ったわ、指輪に [03:13.63] [03:17.95]失うのを恐れ怯えたまま それじゃあ虚しいだけ [03:28.13]そう語る横顔は どこかせつなく 遠くを見据えて [03:36.50] [03:36.74]どんな他愛ない言葉も 甘い音色のように [03:46.43]世界の色を変える程の過ち [03:52.18]刻まれた 心の奥に…… [04:00.43] [04:17.54]『青年が姫に求めたものは、天使が創ったとされる聖なる教会。 [04:24.01]理由など問われることもないままに、教会は彼の所有物となった』 [04:30.11] [04:33.87]『世界は続いていくよ。はじまりはここから──』 [04:38.70]終わり