作曲 : RD-Sounds 作词 : 少女病 「冬の星座」 Lyrics:少女病 Compose&Arrange:RD-Sounds Vocal:Mitsuki&Lico Voices:丹下桜 優(やさ)しい瞳(め)は語(かた)りかける 力弱(ちからよわ)く握(にぎ)り締(し)めた掌(てのひら) 伝(つた)わる想(おも)い 『持(も)って今夜(こんや)まで。そう宣告(せんこく)された家族(かぞく)を看取(みと)る娘(むすめ)。 苦(くる)しまずに逝(ゆ)ける大往生(だいおうじょう)。けれど、辛(つら)くない別(わか)れなんてなかった』 いつからだろう その大(おお)きな 力強(ちからつよ)い背中(せなか)がくたびれて見(み)えてしまったのは 振(ふ)り返(かえ)れば ねぇいつも苦(にが)い顔(かお)をしながら パパ どんなときも ah… 一番(いちばん)の味方(みかた)でいてくれたね… 冬(ふゆ)の星座(せいざ) 見上(みあ)げて落(お)ち込(こ)んだ日(ひ)に 黙(だま)って頭(あたま)を撫(な)でてくれたね あの時(とき)はなんだか 気恥(きは)ずかしくて その手(て)を振(ふ)り払(はら)ってしまったけど 守(まも)られている、安心(あんしん)できる。 そう感(かん)じたんだ… 思春期(ししゅんき)には反抗(はんこう)して 思(おも)いもしない酷(ひど)い言葉(ことば)をぶつけてしまったよね ずっと謝(あやま)りたくて けれども言(い)い出(だ)せずにいて 今(いま)からでも ねぇ、遅(おそ)くないよね? ごんめね…許(ゆる)して… 「望(のぞ)んであなたの子(こ)に生(う)まれたわけじゃない」なんて本当(ほんとう)に思(おも)うわけない 私(わたし)はパパの子(こ)でいつだって幸(しあわ)せだったよ 心(こころ)からそう感(かん)じる 大好(だいす)きだよ、私(わたし)だけのパパ―――― なんで泣(な)くの? 今(いま)まで私(わたし)に涙(なみだ)なんてみせたことなかったのにね おかしいな、私(わたし)も涙(なみだ)がとまらないみたい もう泣(な)き虫(むし)なんかじゃないのに ah… ありがとう 最愛(さいあい)の家族(かぞく) 私(わたし)のパパ―――― 『最期(さいご)は、精一杯(せいいっぱい)の笑顔(えがお)で。 涙(なみだ)の痕(あと)は隠(かく)せないけれど、きっとそれは幸(しあわ)せの証(あかし)で…… いつの日(ひ)か、この涙(なみだ)も大切(たいせつ)な思(おも)い出(で)になる』 「だから、今(いま)だけ泣(な)いてもいいよね?パパ……」 終わり